イングヴェイのMagnum Opusが過小評価されていることについて

はい、どうも、今回はタイトルにあるようにイングヴェイのMagnum Opusについて書きたいと思います。

 


この作品はイングヴェイファンの方ならご存知の通り評価が芳しくありません。

しかし、この作品はタイトルにMagnum Opupと示してあるように、当時のイングヴェイにとって自信作であり、非常に過小評価されているアルバムだと僕は感じています。

 


このアルバムを手元にお持ちの方はもう一度、冷静になって聴き直してみてください。

 


普通に良いと思いませんか?

 


悪い曲なんて見当たりませんよね?

 


僕は、今作の評判の悪さは暗い曲の多さが起因していると考えています。

 


というのも、これの一つ前のThe Seventh Signは非常にポップで明るい印象のアルバムでした。

Magnum Opusリリース時のファンの多くは、The Seventh Signの雰囲気を継いだ作品を期待したのではないでしょうか。

このMagnum Opusは一部の曲を除きThe Seventh Signのような明るさやポップさがありません。

 


ですから、ファンの期待を悪い意味で裏切る形になってしまい、そのために評価が低いのだと思います。

 


ちなみにキラーチューンのインパクトの大きさではThe Seventh Signに劣ると思うものの、統一感ではMagnum Opusの方が上と僕は感じます。

 


何故なら、僕はThe Seventh Signをよく言えばバラエティに富んでいると、悪く言えば散漫だと思うからです。

 


例えば、最強メタルチューンであるNever Dieでスタートダッシュを決めたかと思いきや、次の曲のI Don't Knowでいきなり急ブレーキをかけて、ガラッとロックな雰囲気へと変えたり、さらにはその次のMeant to Beでは最早ハードさのカケラもなかったりするわけです。

おまけにアルバム中、2曲もバラードが含まれており、アルバム全体のポップさに貢献してはいるものの、メタルという音楽性から離れたものが多く含まれています。

 


個人的にはNever DieやThe Seventh Sign、Crush And Burnのようなメタルチューンを聴きたいので、雰囲気をあっちやこっちやにコロコロと変えるこのアルバムを散漫と感じるわけですね。

 


その点、一部そういった雰囲気の違う曲を含みながらも全体的にダークでヘヴィ、そしてメタリックに仕上げたMagnum Opusを僕はThe Seventh Signより好印象に感じています。

 


ちなみに、このアルバムで僕が特におすすめしたいのはTommorrow's Goneです。

滅茶苦茶ヘヴィで疾走感はありませんが、この荘厳なアトモスフィアは中毒性が高く、イングヴェイの曲としてはマイナーな作風でありながら、僕の琴線に触れまくりなのです。

 


ということで、Magnum Opusを褒めるというよりは、The Seventh Signを貶すような記事になりましたが、以上になります。

 


読んでいただきありがとうございました。